事例で学ぶ

国民生活センターなどの公的機関が公表した相談事例から、よくある流れと防ぎ方をまとめました。事業者名は載せていません。数字は公表資料のものです。

  • 過大な請求不透明な契約

    「近所で工事をしている」から始まる屋根工事の点検商法

    出典:国民生活センター(2023年10月11日公表) 情報確認日 2026年10月22日

    • 屋根工事の相談:2018年度 923件 → 2022年度 2,885件(約3倍)(公表時点)
    • 契約した人の8割超が60歳以上(公表時点)
    • 最新:訪問販売によるリフォーム工事の相談は 2025年度 19,696件(2023年度 12,550件。国民生活センター、2026年5月31日現在)

    よくある流れ

    1. 突然訪問し「近所で工事をしている」と点検を持ちかける
    2. 屋根に上がり、写真を見せて不安をあおる
    3. その場で高額な屋根工事を契約させる

    防ぐために

    • 突然訪問してきた業者に点検をさせない
    • その場で契約せず、十分に検討する
    • 「保険金で直せる」という勧誘に注意する
    • クーリング・オフなどで解約できる場合がある
  • 過大な請求不要なオプション

    水回り修理「950円〜」の広告から、数十万円の請求へ

    出典:国民生活センター(2021年10月7日公表) 情報確認日 2026年10月22日

    • 水回り修理・解錠・害虫駆除などの相談:2016年度 2,437件 → 2020年度 5,882件
    • トイレのつまりで「390円から」の広告を見て依頼し、約55万円を請求された事例

    よくある流れ

    1. 安い料金を掲げたインターネット広告を見て業者を呼ぶ
    2. 作業の途中で、追加作業を次々と提案される
    3. 最終的に数十万円を請求される

    防ぐために

    • 広告の価格をそのまま信用せず、地元の業者を前もって探しておく
    • 契約を急かされたら作業を断る
    • 納得できなければ、その場で支払わない
  • 不透明な契約解約の制限

    20歳代に増えた、投資用マンションの強引な勧誘

    出典:国民生活センター(2019年3月28日公表) 情報確認日 2026年10月22日

    • 20歳代の相談:2013年度 160件 → 2018年度 405件(約2.5倍)
    • 平均契約購入金額は2,000万円超

    よくある流れ

    1. 街頭アンケートやSNSをきっかけに勧誘される
    2. 長時間・深夜に及ぶ勧誘で契約を迫られる
    3. 「家賃保証がある」と説明されたが赤字に。ローンの虚偽申告を指示された例も

    防ぐために

    • 投資にはリスクがあり、必ずもうかるわけではないと理解する
    • 契約の意思がなければ会わず、きっぱり断る
    • 金融機関に虚偽の申告をしない
  • 不透明な契約解約の制限

    「預金より有利」と勧められた外貨建て生命保険

    出典:国民生活センター(2020年2月20日公表) 情報確認日 2026年10月22日

    • 相談の約半数が70歳以上(2018年度 538件中 272件)
    • 平均契約購入金額は約900万〜1,000万円台

    よくある流れ

    1. 金融機関の職員から老後資金の運用として勧められる
    2. 外貨建てのリスクや手数料、生命保険であることを理解しないまま契約
    3. クーリング・オフをしても、為替の変動で損失が出る場合がある

    防ぐために

    • 元本割れのリスクがあることを確認する
    • その場で契約せず、慎重に検討する
    • 保険証券などが届いたらすぐに内容を確認する
  • 不透明な契約不要なオプション

    契約中の会社だと思ったら別会社だった、光回線の電話勧誘

    出典:国民生活センター(2026年7月1日公表) 情報確認日 2026年10月22日

    • 光回線の相談のうち、電話勧誘によるものが約6割

    よくある流れ

    1. 「今より安くなる」と電話がかかってくる
    2. 契約中の会社からの連絡だと思い込み、別会社と契約してしまう
    3. 覚えのないオプションが付き、料金が上がる

    防ぐために

    • 電話を受けたら、まず事業者名とサービス名を確認する
    • 電話を受けた当日には契約しない
    • 契約書面が届いたらすぐに内容を確認する
  • 過大な請求不透明な契約

    副業サポートの名目で、複数の業者から借金をさせられる

    出典:国民生活センター(2026年5月20日公表) 情報確認日 2026年10月22日

    • 20歳代以下の若年層からの相談が多い

    よくある流れ

    1. 「簡単に稼げる」と副業サポートや投資を勧められる
    2. 業者の指示で、短期間に複数の貸金業者から借入れをする
    3. 遠隔操作アプリの導入や画面共有を求められることも

    防ぐために

    • 借金をしてまで契約しない
    • 借入れのときに虚偽の申告をするよう求められても応じない
    • 遠隔操作アプリを入れない、画面を共有しない

事例は公表時点のものです。最新の情報は出典のページでご確認ください。