対策ガイド
黒サギが調査で見つける「5つの要注意ポイント」ごとに、どんな状態か、何を確かめ、どう動けばよいかをまとめました。
過大な請求基準より高い料金設定
過大な請求とは
法律の上限、国のガイドライン、他社の見積もりなど、比べられる基準より高い金額が請求されている状態です。基準を知らないと、高いかどうかを判断できません。
たとえば
確かめること
- 比べる基準(上限・ガイドライン・他社の見積もり)があるか
- 見積書に項目・数量・単価が書かれているか
- 「一式」など、内訳の分からない行がないか
動き方
- その場で署名・支払いをせず、見積書を書面でもらう
- 基準と比べた差額を計算し、根拠の説明を求める
- 納得できなければ消費生活センター(188)に相談する
不透明な契約内容がわかりにくい契約条件
不透明な契約とは
商品の種類(保険か預金か)、費用、見直しの条件などが、説明や書面から読み取りにくい契約です。分からないまま署名すると、後から「知らなかった」になります。
たとえば
確かめること
- 商品・サービスの種類を自分の言葉で説明できるか
- 費用が「%」だけでなく金額で示されているか
- 契約書・重要事項説明書を事前にもらえたか
動き方
- 書面を持ち帰り、一晩おいてから判断する
- 分からない条項は「どんな場合に、いくらか」を質問する
- 家族や第三者に一緒に読んでもらう
二重請求同じ内容への重複した支払い
二重請求とは
同じ目的の費用を、別々の名目で二度払っている状態です。請求ミスだけでなく、すでに持っている保険や保証と同じ内容を、新しい契約でも払っている場合も含みます。
たとえば
- 入居時と退去時の両方で請求される鍵交換費
- すでに加入している生命保険と重なる、ローンの団体信用生命保険の特約
- 家財保険・カード付帯の補償と重なる延長保証や付帯サービス
確かめること
- 請求書・明細の同じ月に、似た名目の項目がないか
- すでに持っている保険・保証の補償内容を確認したか
- 入居時と退去時の請求を並べて見たか
動き方
- 明細を並べ、重なっている項目に印を付ける
- 重なっている理由を事業者に確認する
- 不要な方の解約・削除を相談する
不要なオプション実際には使っていないサービス
不要なオプションとは
契約のときに付けられた、使っていないサービスや任意の商品です。毎月の金額は小さくても、続くと合計は大きくなります。
たとえば
- 賃貸の初期費用に入っている消臭・抗菌、24時間サポートなどの付帯サービス
- 「無料期間中に解約すれば大丈夫」と付けられた通信のオプション
- 一人暮らしの固定費に残っている、使っていないサブスク
確かめること
- 見積書・明細の各項目が「必須か任意か」を確認したか
- 無料期間が終わる日を記録したか
- 1年以上使っていないサービスがないか
動き方
- 任意の項目は外してもらう
- 無料期間の終了日をカレンダーに登録する
- 使っていないサービスから解約する
解約の制限不利な解約条件や違約金
解約の制限とは
やめたいときにやめにくい条件です。違約金、最低利用期間、解約控除、電話だけの解約窓口などがあり、契約前に確認しないと、損をしてでも続けるしかなくなります。
たとえば
確かめること
- 最低利用期間・更新月・違約金の金額を確認したか
- 途中で解約した場合にいくら戻るか(減るか)を確認したか
- 解約の方法(電話・Web・書面)と期限を確認したか
動き方
- 解約の条件を、申し込みの前に書面で確認する
- 解約期限をカレンダーに登録する
- 解約を妨げられたら記録を残し、相談窓口に相談する
ここに書いた内容は一般的な注意事項です。個別の契約が妥当かどうかの判断は、相談ガイドにある公的な窓口や専門家にご相談ください。
