調査レポート 案件003賃貸の入居・退去重要度 2:比較が必要

賃貸の初期費用の見積もりにある「任意の費用」と仲介手数料の上限

賃貸住宅の入居時に示される初期費用の見積もりについて、法律で上限が決まっているもの、任意で外せる可能性があるもの、確認すべきことを整理します。

更新
公開
2026年10月22日
情報確認日
執筆
黒サギ(調査担当)
確認
確認者のレビュー待ち
読了目安
約3分

結論まずここだけ読めば大丈夫です

すぐ契約してよいか
見積もりの各項目が「必須か、任意か」を確認するまでは申し込まない。
比較が必要か
必要です。同じ物件を扱う別の不動産会社の見積もりや、同じ条件の別の物件と比べられます。
必要な人
これから賃貸住宅を契約する人。
不要な人
見積もりの全項目について、必須か任意かを確認済みの人。
最低限確認すべきこと
  • 仲介手数料の額と、事前に承諾したか
  • 消臭・抗菌、24時間サポートなどの付帯サービスが必須か任意か
  • 火災保険を自分で選べるか
  • 家賃保証会社の初回保証料と更新料
目次

どんな人が困りやすいか

引越しの時期が決まっていて、急いで部屋を探している人です。初期費用は合計額で示されることが多く、内訳の一つひとつを確認しないまま申し込んでしまいます。

仕組み:上限が決まっている費用と、任意の費用

料金の内訳

支払総額 =
  1. 敷金・礼金礼金は返還されない
  2. 前家賃・日割り家賃入居月と翌月分
  3. 仲介手数料借主からは原則家賃の0.5か月分+税まで。依頼時の承諾があれば1か月分+税まで
  4. 家賃保証会社の保証料初回と、毎年または更新ごとの費用
  5. 火災保険料加入が条件でも、保険会社を選べる場合がある
  6. 鍵交換費誰の負担か、契約書と見積書で確認
  7. 付帯サービス消臭・抗菌、害虫駆除、24時間サポートなど。必須かどうか

注意すべきポイント

  • 仲介手数料が家賃1か月分+税で、承諾した覚えがない
  • 付帯サービスが「全員加入」と説明されるが、契約書に条件として書かれていない
  • 火災保険が指定の商品だけと言われる
  • 見積もりが合計額だけで、内訳がない

良心的な事業者の見分け方

  • 内訳を項目ごとに示し、必須と任意を分けて説明する
  • 仲介手数料の額と、承諾が必要な場合はその旨を、最初に説明する
  • 任意の商品は「外せます」と伝える

契約前チェックリスト

契約や支払いの前に、ひとつずつ確認してください。

0 / 6 項目を確認済み

チェックはこの端末のブラウザにだけ保存され、運営者には送信されません。

代替手段

  • 任意の付帯サービスは外してもらう
  • 火災保険は、補償内容が条件を満たす保険を自分で選ぶ
  • 同じ物件を扱う別の不動産会社に見積もりを依頼する

困った場合の相談先

  • 消費者ホットライン

    消費者庁(最寄りの消費生活センター等につながる)

    188

    契約・購入のトラブル全般。どこに相談すればよいか分からないときの最初の窓口。

    電話番号・受付時間は公式サイトで最新情報をご確認ください。

  • 都道府県の不動産取引・賃貸住宅の相談窓口

    各都道府県(宅地建物取引業の担当課など)

    不動産会社(宅地建物取引業者)の対応、賃貸の契約・退去精算の相談。お住まいの都道府県名と「宅建業 相談」で探せます。

    電話番号・受付時間は公式サイトで最新情報をご確認ください。

  • 不動産適正取引推進機構(RETIO)

    一般財団法人 不動産適正取引推進機構

    不動産取引のトラブル事例・判例の検索、相談。

    電話番号・受付時間は公式サイトで最新情報をご確認ください。

情報源

  1. 法令宅地建物取引業法 第46条、国土交通省告示(宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額) 確認日:記事の情報確認日を参照
  2. 行政機関国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」(鍵の取替え) 確認日 2026年10月22日

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